【感想・要約】「バズる文章教室」の書評

【プロの文章術をおしげもなく解説】

書評ライターである筆者が、様々なプロの小説家・ライターの文章のどこに魅力を感じるか、どうして読者の心に刺さるのか、細かく分析した結果を示す一冊!

基本情報

  1. タイトル:バズる文章教室
  2. 筆者:三宅香帆
  3. 出版社:サンクチュアリ出版 (2019/6/7)
  4. ページ数:263

あらすじ

『バズる文章教室』は、〝文才〟と言われる「すぐれた文章感覚」を、できるだけ平易な言葉を使って解説する本です。
主にブログやSNSなどで日常的に、自分の考えや体験などを発信している人に役立つようにと考えて作りましたが、めったに文章を書かない人にも、これから文章を書いてみようと考えている人にも、あまり知られていない「読みたくなる文章のからくり」を楽しんでもらうことをめざしています。


CHAPTER1
バズるつかみ
良心的釣りモデル しいたけの誘引力
未解決疑問モデル 星野源の未熟力
質問一般化モデル 佐々木俊尚の身近力
嵐の前モデル 村田喜代子の展開力
時制変更モデル 森鴎外の寄添力
対にしてみるモデル 北原白秋の配合力
炎上回避モデル 山﨑ナオコーラの冒険力

CHAPTER2
バズる文体
音音 ぶつ切り モデル 村上春樹の 音感力
曖昧共感 モデル かっぴーの 弱気力
会話 割り込み モデル 林真理子の 強調力
名詞止め モデル 綿矢りさの 簡潔力
過剰口語 モデル 三浦しをんの 台詞力
仮名 割 モデル 向田邦子の 柔和力
硬質筆致 モデル 井上都の 冷静力
接続詞 省略 モデル 恩田陸の 快速力
壁ドン モデル 橋本治の 豹変力
人柄調節 モデル 上橋菜穂子の 親身力
フィルター モデル 永麻里の 代弁力
ゆっくり 語り モデル 開高健の 実直力
映像記録 モデル 司馬遼太郎の 撮影力
対照的 造語 モデル 三島由紀夫の 対比力
主観バリバリモデル 谷崎潤一郎の気分力
ヨガ文 モデル 紫原明子の 息継力

CHAPTER3
バズる組み立て
妄想上昇 モデル 秋元康の 裏切力
結末省略 モデル 江戸小噺の 小粋力
同意先行 モデル 高田明の 視点力
倒叙 ミステリー モデル さくらももこの配慮力
フォロー 先行 モデル こんまりの 豪語力
主張進化 モデル 齋藤孝の 更新力
配役固定 モデル上野千鶴子の 一貫力
譲歩逆説 モデル 塩谷舞の 先読力
感情 一般化 モデル 有川浩の 共感力
長調短調 モデル 藤崎彩織の 旋律力
擬人化 代弁 モデル武田砂鉄の 錬金力
重ね 合わせ モデル 山極寿一の 置換力
永世中立 モデル 岸政彦の 中立力
段階的説明モデル 瀧本哲史の要約力

CHAPTER4
バズる言葉選び
片仮名 強調 モデル 俵万智の 合図力
共通言語 投入 モデル 松井玲奈の 国民力
意味拡大 モデル J・K・ローリングの超訳力
虚構現実 往復 モデル 阿川佐和子の 声掛け力
過剰造語 モデル 宮藤官九郎の 激化力
一文はずしモデル よしもとばななの意味深力
二人称 語りかけ モデル 山田ズーニーの一対一力
余韻増幅 モデル 岡本かの子の 言い残し力
違和感 モデル ナンシー関の 警告力
白い肌 雪の肌 モデル ビジネス書の 隠喩力
緊張と緩和モデル 又吉直樹の かぶせ力

引用:Amazon.co.jp

要約ポイント

本書のなかから、とくに気になった文章術をご紹介します!

  1. 最初に「これはどういう意味だろう」という引っかかりがあると、続きが気になる文章になる。

    先にあえて「刺激的かつ意味不明な言葉」を放り込み、そのあとで「実はこういう事」と優しく説明する流れで、読者が引き込まれる

    1 伝えたいことを一文に

      「合宿では偉い人が、ふだん話せないような重要なことを打ち上げがち」

    2 その中で、一番伝えたいことを伏字に

      「合宿では偉い人が・・・しがち」

    3 その伏字をいろいろな言い方に変える

      「合宿では、偉い人が、口を滑らせがち・リークしがち・ぶっちゃけがち・・・など」

    4 一番インパクトのある言葉をチョイス

      「合宿では偉い人がボロりしがち」

  1. リズム感。同じ語彙をあえて続けることでリズム感を表す

    ・踊るんだ。踊り続けるんだ。

  1. カギかっこを上手く活用

    説明文のなかに、セリフを急にいれると一気に注目される。

    感情をこめたいところ、書きたいところ、印象に残したいところを、セリフに変える。

  1. 突然口調になる。

    ですます調の文章から、急に語り口調になる。

    このように書いている途中に文体を変えることで、注目を集める。

  1. ~は美人。~はもっと美人。

    文法はおかしいけど、無駄が無いから情報そのものは伝わりやすくなります。一文一文の脂肪が、極限まで削ぎ落とされるようになります。

    「~なのだ」「~だ」「~です」「~なのです」

     

    ~を削れたりする。

  1. セリフをより口語らしくする。

    「じゃねぇ」「だってんなら」「ごるぁ」

    親しみやすい文章になります。

  1. ひらがなで印象を変える

    ひらがなって漢字よりもゆっくり読ませることができる!

    だから、強調したいときに使う良い。

  1. 突然口調になる。

    ですます調の文章から、急に語り口調(~だよ)になる。

    このように書いている途中に文体を変えることで、注目を集める。

  1. 読点でテンポを操る

    読点が多いほど、テンポが落ちて、親身になって話しているように読めます。

    一方的に説明したい場合、読者と距離をおきたい場合は、読点を少なくします。

さいごに

以上になります。

本書では、!!

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