【書評】漫画原作者の仕事やなり方とは?『漫画原作者は一体「何」をかいているのかの感想・書評』

漫画原作者について徹底解説

漫画原作者の仕事内容・どうしたら漫画原作者になれるのかという、漫画減癪者の正体を、現役漫画原作者の猪原 賽先生が解説する一冊。

はじめに

漫画原作者っていったいどんな仕事をしているんだろう?

どうやったら、漫画原作者になれるんだろう?

という考えをお持ちの方向けに、本書は、漫画原作者という存在について、現役で活躍する漫画原作者の経験から、漫画原作者になれる方法・仕事内容・業界の話などを、分かりやすい比喩を交えながら、漫画原作者になるための具体的な指標・道しるべに落とし込んでまとめられています。

漫画原作者はマンガを描けない

まず、前提として、漫画原作者には、絵が描けません

絵が描けないということは、マンガになりません。

つまり、漫画原作者だけだと、マンガを描くことができないのです。

しかし、絵が描ける人は、一人でもマンガを描くことができます

漫画原作者はマンガの話を作りますが、マンガとは絵が描かれて初めて完成します。

引用:「漫画原作者は一体「何」を書いているのか」より

当然といえば、当然です。しかし、だからこそ、この部分は改めて、きちんと理解する必要があると感じました。

漫画原作者のなりかた

ひとつ。小説家になってください。あるいは、

ふたつ。漫画家になってください。

最後に、みっつ。まったく漫画に関係ない業界の「プロ」になってください。

引用:「漫画原作者は一体「何」を書いているのか」より

本書で、筆者は、漫画原作者になるための三つの方法を提示しています。

一つ目は、ラノベでも、純文学でもなんでもいいので、小説家として作品を生み出すことです。他にも脚本家でも良いらしいです。

しかし、いきなり小説家になれと言われても、難しいですよね。筆者がここでいう小説家というのは、物語を書いてお金を稼ぐ内容を言います。

だから、今はやりの、YouTubeにのせる漫画のシナリオライターをやるのが一番簡単なのではないでしょうか

クラウドワークスなどのサービスを利用して、YouTube用の漫画動画のシナリオライターの案件をやることで、自分の作品を生み出すことができます。

二つめの漫画家になってくださいというのは、文字通りであり、説明は省きます。

三つ目のまったく漫画に関係ない業界のプロになれというのは、その業界でしか知らないリアルな話こそ、作家としての強みになり、編集者に喜ばれ、原作者としての道が切り開ける可能性が高いからです。

SNSを活用

これまで、雑誌型の作家は、自分を読者の前に出さなかった。読者に提示されるのは作品のみで、SNSを使った読者との交流どころか、顔出しすらも滅多にしないものです。しかしここまでSNSが発展してくると、SNSを介した直接のやり取りこそセルフブランディングであり、読者の認知・獲得のキッカケになるのでは?

引用:「漫画原作者は一体「何」を書いているのか」より

出版業界は、スマホアプリ、ウェブ、などでの漫画サービスを数々展開しています。ひと昔前には、考えられない現状です。

だからこそ、漫画原作者になる道は、広がったと言えるでしょう。今では、SNSを通じて漫画を投稿し、編集者の目に留まり、漫画の連載をスタートさせたり、単行本を販売したりするケースがたくさんあります

絵が描けなくても、自分で書いた漫画の原作を、根気強くSNSで投稿し続ければ、漫画を書くことにつながる可能性があるかもしれません。また、絵が描ける人にSNSを通じてアプローチをかけ、いっしょに漫画制作ができる仲間を探すことだってできます!

つまり、漫画原作を書き続け、人の目につくSNSに投稿することが、漫画原作者になる近道! ということです!

基本情報

  1. 書籍名:漫画原作者は一体「何」を書いているのか
  2. 筆者名:猪原 賽
  3. ページ数:90
  4. 出版社:賽の目記ブックス; 3版 (2015/12/6)

筆者情報

漫画原作者。1975年生まれ、埼玉出身。

代表作は「学園ノイズ」「悪徒-ACT-」「放課後カタストロフィ」などなど

まとめ

いかがでしたか?

本書は、漫画原作者がどのような仕事をしているのか、どうしたら漫画原作者になれるのか、また漫画業界の内情にまで踏み入った一冊になっています。

漫画原作者になりたいな、と思っている方には、うれしい書籍です!

漫画原作者という仕事に興味がある方にも、非常に参考になる一冊です!

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