『薫る花は凛と咲く』の主人公・凛太朗の髪は金髪です。
これは地毛ではなく染めています。
なぜ周囲から怖く見られそうな金髪にしたのか?
それは【憧れ】です。
『薫る花は凛と咲く』の凛太朗が金髪の理由は?
凛太朗が、真意を薫子や友達に初めて打ち明けたのは単行本 4 巻でした。
薫子と昴と、凛太朗やその友達とのわだかまりが解けた時。
凛太朗の家にあつまって、一緒に遊ぶことになりました。
そこで、金髪にした理由について聞かれた凛太朗。
きっかけは友人の居なかった小学生の頃、親が連れていってくれたケーキ屋。
外国の人が経営している話題のお店だった。
感動する味で、厨房をみたら1人のパティシエがあいた。
彼は、楽しそうにケーキを作っていて、「自分もいつかあんな笑って過ごせたら」と憧れを抱いた凛太朗。
そのパティシエがしてた金髪とピアスにも、自然と憧れ、家族に言う。
「いつか、金髪とピアスやってみたい」
家族は皆、「いいじゃん!」と肯定してくれた。
凛太朗はずっと周囲から怖がられたり、ケーキ屋が似合わないと言われて否定されてきた。
しかし、家族だけが、自分の想いを受け入れ尊重してくれた。
それが嬉しかった凛太朗。
周囲からさらに怖がられることを承知で、凛太朗は金髪になったんです。
凛太朗の母・杏子も金髪の理由
友達を作ることを諦めてしまった凛太朗が、自分から何かしたいって言ってくれた。
すごく勇気をだして言ったことだと感じた杏子。
だから否定したくなかった。
接客業だから、気を使ってしまわないように、母が先に金髪にすることで「気にしないで」というメッセージだった。
まとめ|『薫る花は凛と咲く』の凛太朗が金髪の理由
『薫る花は凛と咲く』はキャラ1人1人の心情が丁寧に表現されています!
読んでいて、金髪にした凛太朗の想い、そして母・杏子の息子を思う愛情を感じました。
心にぐっときました!